デジタルノンネイティブが考える10年代の音楽の探し方

インターネットがあるおかげで、音楽に触れる機会が多くなりました。私は田舎出身なのでレコード店が近所になく、インターネットが無かった頃はテレビ、ラジオでしか音楽と出会う機会はありませんでした。しかもラジオはオシャレなFMが全然入らない環境!!テレビでもAMでも良いのですが、どうしてもチャート上位に入る曲ばかり。今に起きかけると結構な確立でジャニーズ&AKBに触れることになるのではないでしょうか。もちろん彼らの楽曲も良いとは思いますが、思春期真っ盛りな方にとって、みんなと違う音楽も知っておきたいと考える方々もいるのではないでしょうか。

ちょうど自分が思春期だった頃は90年代。日本国内でCDが売れまくってた頃です。今聞き直すと、懐かしく良い曲が非常に多いです。同世代の人とカラオケに行くと、なんだかんだでこの時期の曲ばかり歌います。ただ、当時の自分はもっと違う楽曲を求めてました。みんなと同じは嫌だと。ヒットチャート頼らない、自分が本当に好きな楽曲を探そうと考えたわけです。

1曲目の探し方

手を出すといっても思春期の自分にとってCDは非常に高価な買い物です。楽曲をあまり知らないのに買うのは乱暴な行動。でも、行動をしないと新しいジャンルに踏み出せない。困ったものです。90年代当時は都会に住んでいるか、お金が無ければ、聞ける音楽が絞られてました。

10年代の現在。プロアマ問わずインターネットがあるので大抵の楽曲に触れることができます。時間があればいくらでも探せます。ただしインターネットの特性上、いわゆるプル型メディアでは偶然の出会いには向いていません。インターネットで検索をする何かしらの”キッカケ”が必要です。そのキッカケとは、そのジャンルごとにいる”聞くプロ”が推薦する曲です。

”聞くプロ”というのは音楽系のジャーナリストやライター、クラブやラジオ等で活躍するDJになります。この方々からの情報は90年代、00年代と比較して飛躍的に触れる機会が増えました。”聞くプロ”の情報をキッカケに深堀していく、それが10年代の音楽の探し方だと私は考えます。

聞くプロって言われても名前知らないよ!

ミュージシャンならすぐに思いついても、こういった聞くプロの名前がすぐにあがる人は、なかなかいないかと思います。そりゃそうです。といったわけで私が参考にしている方々、ご紹介します。
※かっこは私が主に参考にさせてもらっているジャンルです。

音楽ジャーナリスト&評論家

鹿野 淳(邦楽全般)

元ロッキンオンジャパンの編集長、音楽雑誌musicaの創刊者。私が音楽のことを深堀していったときに出会った大好きなジャーナリストです。というのも90年代の売れまくってた頃の、いわゆるビジュアル系ブーム、小室ブームなどを全く取り上げず、アンチ商業主義的なスタンスだった頃のロッキンオンジャパンで第一線で活躍していたのが鹿野さんでした。今ではロキノン系なんて言葉が産まれたり、記事と広告のバーターが多いと言われているロッキンオンジャパンですが、フェスを始める前はそれはそれは良かったんですよ…

鹿野淳(@sikappe)さんのtwitter

高橋 芳朗(邦楽全般)

タワーレコードのフリーペーパー「bounce」を担当されてた方で、現在はフリーランス音楽ジャーナリストとして活躍されている高橋さん。AMラジオ好きの方は赤坂方面で高橋さんが出演されているのを聞いたことあるのでは?元々タワレコの店員さんということもあり、有名無名洋楽邦楽問わず、良い曲をご存知といった印象です。

高橋芳朗(@ysak0406)さんのtwitter

中込 智子(パンク・メロコア)

日本のパンク、メロコアと言えば中込さんです。著書に「ジャパニーズ・オルタナティヴ・ロック・特選ガイド」などを出されている中込さんですが、私はハイスタ関連のインタビューの印象が強く、90年代後半から、00年代前半にかけて起きた日本パンクシーンの盛り上がりに一役買われた方だと思います。とにかく、熱いです。

中込智子(@tigakuga)さんのtwitter

伊藤 政則(ハードロック/メタル)

長年ROCK CITYという番組を担当されており、ハードロック&メタル方面ではとても信頼されている音楽評論家です。評論の一方、アルバムのライナーノーツや、伝記を担当されたりと幅広く執筆活動をされています。ハードロックやメタルといった、重厚な音が好きかもという方は伊藤さんを辿ってみるのはいかがでしょうか?ちなみにお名前は「いとう せいそく」さんです。「いとう まさのり」さんではございません。

DJ

ピーターバラカン(洋楽全般)

イギリス出身のピーターバラカンさんは主にInterFMで耳にする機会が多い方ですが、今ではInter FMの執行役員になられたとのこと。洋楽全般の知識量が非常に豊富で古い曲から最新の曲までジャンル問わず良質の曲を知ることができます。ちなみに、TBS系のアメリカ報道番組「CBSドキュメント」にて司会を長年担当されているので、社会問題に関する造詣も非常に深いです。

ピーター・バラカンさんの公式ブログ

モーリー・ロバートソン(洋楽全般)

twitterで時事問題の情報を入手している人であれば、一度はツイートを見かけたことがあるかと思います。日本のマスコミでよく見かける肩書きをあえて付けさせていただくならば、「社会派DJ」といった感じでしょうか。社会問題に対して絶えずメッセージを出されている方です。インターネットラジオBlock.FMにて毎週番組を担当されいるので、その時に紹介される楽曲をチェックしてみてはいかがでしょうか。

モーリー・ロバートソン(@gjmorley)さんのtwitter

DJ KAORI(クラブミュージック全般)

世界で活躍されるDJ KAORIさんですが、なかなかクラブに行く機会が無いという方も多いかと思います。そんな方はまず、DJ KAORI party mixを聞きましょう。収録されている楽曲からミュージシャンを深堀をしていく、そうすると自然と詳しくなっていけますよ。

DJ KAORIさんのfacebookページ

DJ MASTERKEY(クラブミュージック全般)

クラブミュージック全般と書きましたが、どちらかと言えばヒップホップやレゲエといった方面で参考にさせていただいています。というのも、BUDDHA BRANDでDJをされているのでという単純な理由です… リミックスに収録されている楽曲はもちろんのこと、BUDDHA BRANDの楽曲から深堀していくとクラブシーンの知識について徐々に詳しくなりますよ。

DJ MASTERKEY(@realdjmasterkey)さんのtwitter

☆Taku Takahashi(EDM)

ご存知m-floのDJ。クラブシーンを中心に勢力的に活動されている一方で、Block.FMを立ち上げたりと多方面で活動されてます。元々自分がm-floが好きというのもあるのですが、☆Takuさんが紹介する楽曲、DJでかける楽曲は良曲揃いでたまりません。時折出てくるアニメ話など、秋葉原方面のサブカルにも造詣があるのも良いですね。

Taku Takahashi(@takudj)さんのtwitter

DJ WILDPARTY(EDM)

秋葉原方面の楽曲を使ったDJをしたらナンバーワンだと思います。アメリカで開催された日本のポップカルチャーのイベントでもDJをされたなど、ここ数年で急激に活躍の場を広げている方です。そちらの楽曲が好きかもと感じたら、ぜひとも追ってみてください。ちなみに、秋葉原のクラブmogra発のリミックスアルバムも担当されています。

Taku Takahashi(@takudj)さんのtwitter

情報洪水が進む10年代。最初の船出は船頭に頼る。

ここで紹介させていただいた方の中で、この人が紹介する楽曲は間違いない!と思ったらフォローし続けるのが良いと思いますし、全部ってわけではないけど紹介されているこの楽曲が良いと思ったらそのミュージシャンを深堀していく。もちろん、私はヒットチャート上位の楽曲を否定するつもりは全くありません。それこそAKBやジャニーズの楽曲を深堀していくのも音楽の楽しみ方です。ただ、これだけ情報が溢れ発信が容易になった10年代だからこそ、昔以上に玉石混淆になっているので、船頭となる人を見つけるのが10年代の音楽の探し方だと思いますよ。

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