痔瘻になったときのことを振り返る

「冷たいところに座ると痔になるよ」って子どもの頃に親から脅されていたものですが、まさか、痔を通り越して痔の王様である痔瘻になるとは、1年前の自分は考えてもいませんでした。今では笑い話として書けるのですが、当時はまさに生き地獄。発症からちょうど1年ぐらい経ったからこそ、改めて振り返ってみます。

違和感から2日で眠れなくなるまで悪化

ちょうど1年ぐらい前、梅雨に入る直前の私は休日の移動に運動もかねて遠くても都内は自転車で移動する生活をしていました。新宿から池袋まで自転車で移動しているとき、肛門周囲が擦れて、お尻がいたかったのを覚えています。翌日あたりから、お尻の辺りに違和感を感じ、触ってみるとちょっとしたデキモノらしき感触を覚えボラギノールを仕事帰りに購入し、早速つけてその日は眠りました。
人生で何度かデキモノができてしまうことがあり、その際は、ボラギノールの力でデキモノが収まっていました。今回も同じようにボラギノールを使えば収まると思っていましたが、翌朝痛みが強くなっていました。

病院に駆け込み肛門周囲膿瘍で即切開。

2日目の夜には眠れない程の痛みにまで悪化しました。お尻だけのはずなのに全身発熱も重なり37度越え。深夜ということもあり、病院はもちろんやっていません。救急車を呼ぼうかと悩んでいる中、痔に関するキーワードでひたすら検索。いぼ痔でもなく切れ痔でもない、これはきっともっとヒドい病状だろう徐々に思うように。調べるとさらに眠れなくなる単語のオンパレード「数日間の入院」「食べるのも億劫になる」「全身麻酔の手術」。手術童貞の私には恐怖以外の何物でもありません。半信半疑の夜となりました。

幸いなことに近所で肛門科をやっているクリニックを見つけ朝一で行くことに。先生に見せたらこれは切りましょうと即決。私は肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)という菌感染が原因で膿が溜まった状態になっていました。解決策は切開のみ。麻酔なしでいきます。化膿したところにメスを入れる。野戦病院ですかこれは。。一連の処置の中で、これが一番痛くて、30歳にして初めて病院で叫びました(先生は慣れっこ)。ちなみに切開後にガーゼ貼ってもらいましたが、足りずにズボンが血まみれになったのはイイ思い出。

痔の王様として肛門業界を席巻する痔瘻

切開したことによって、眠れなくなるほどの肛門の痛みからは解放されましたが、まだまだ試練は続きます。膿が抜けると、そこに空洞ができ今度は痔瘻になります。これは避けることができない運命で、痔瘻を放っておくと肛門周囲膿瘍になります。根治させるためには、手術が必須となります。症状が落ち着くまで何度か通院し、術前検査を受けた後、手術をすることに。日帰り手術が可能ということで、週末を使って手術をすることになりました。

肛門の横に管が付いた生活を過ごす

局所麻酔&鎮静剤の組み合わせで手術をすることになりました。鎮静剤打たれると意識がもってかれます。気が付いたら手術も終盤でした(目が覚めた)。ちなみに痔核が中にあったらしく、こちらも合わせて手術することに。鎮静剤からは覚めてきても、局所麻酔は効いてます。注射器のようなもので肛門からガシガシ押されたのは良い経験です。体験したい方は誰かに肛門あたりをクッション越しにグーパンチされると手術中の感覚を味わうことができます。痛くないけど、勢いよく殴られる感じでした。朝8時前から手術をし、朝9時頃には手術終了。あっという間です。午後には尿道カテーテルから解放され(これも抜くとき叫んだ)、夜には退院できました。しかし、お尻にゴム製の管がついてます。膿などの老廃物がちゃんと手術痕から抜けるように付いているもので、これが日常生活でボディーブローのように効いてきました。肛門近くに縫い付けられているこの管は、長時間座ると痛い、たまたま、仕事でタクシーにのったとき、管と縫われている皮膚がちぎれそうになって、お尻絡みで3回目の叫びでした。

管からの卒業

発症から約1か月。手術から約2週間。やっと解放される日がやってきました。抜糸の瞬間。管の抜糸はそんな痛くなく拍子抜け。結局一番痛かったのは最初の切開のときでした。病院から卒業のときに、「あおきまさんはこの1か月でだいぶ強くなった。痛がりだけど我慢強くて立派。」という喜んで良いのかわからないお褒めの言葉をいただき通院生活は終了しました。

身体の中心がダメになると生活全てが狂う

今回の一件の原因を先生に聞いたところ、疲れ&下痢が重なったことだろうということに。清潔にしておくためにウォシュレット使っていれば良いということでもなく、食生活とか日々の健康状態が原因だったというのが一番の驚きでした。自転車じゃないのか原因は。。お尻がやられると「座れない、ねれない、仕事できない、トイレ行きたくない」と、日常生活に支障をきたすことだらけです。これがお尻じゃなく腰だったと場合もトイレ以外の支障が当てはまるかと。小さい頃、カンチョーってやってた頃は、どんだけリスキーなことをやってたんだと思うばかりです。
今まで「親知らずを抜く」ぐらいしかなかったのですが、日頃から健康診断をやってたとしても、体のアクシデントは突然やってくるというのを痛感しました。切開、手術、薬、日帰り入院と最初から最後までで10万円近くの出費になりました。私は医療保険に入ってたので補填できましたが、保険入ってなかったらと思うとぞっとします。痔の王様はどうやら再発する可能性があるらしいので、お尻のトラブルにならないように気をつけて生活をしていきたいところです。

痔瘻(肛門周囲膿瘍)でお世話になったサイト&役に立ったもの

痔瘻(肛門周囲膿瘍)の症状と原因
⇒初期症状から病院で診断されるまでの間に読んでました。

大人用のおむつ(リリーフ パンツタイプ たっぷり長時間)
⇒切開直後にお世話になりました。仕事中に履き替えるのも難しかったので長時間タイプを使用。履いてても目立ちません。

大人用のおむつ うす型(リリーフ パンツタイプ 安心のうす型)
⇒出血も少なくなった手術後にお世話になりました。長時間よりもうす型の方が自然な履き心地で、出血少ないこの段階では日中履き続けても大丈夫です。

ドーナツ型クッション
⇒肛門がやられることで、座ることがこんなに苦痛になるとは思いませんでした。ドーナツ型クッションはせめてもの救いですw

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