北海道ひたすらドライブ一人旅(神威岬・室蘭・青い池・帯広・襟裳岬)

パスポート無しで行ける端っこ、日本でも人があまりいない場所を目指し、旅の大半が移動という弾丸旅行記です。2015年9月上旬に2泊3日で行った新千歳空港を基点に神威岬、室蘭、美瑛の青い池、帯広、襟裳岬というルートで人生で最も車を運転した旅でした。

最北端、最東端と続いたので、次は最南端、最西端に行くのが筋だと思いつつも、羽田到着時に重なる沖縄方面の客層が、学生グループやファミリー多くてですね…この中、一人旅はなかなかしんどいぞと思い、2015年も北の大地に向かうことに。今回は新千歳空港利用なので、到着時間も融通が利きます。早朝に羽田を出発し朝のうちに新千歳に到着というプランでした。

1日目の目的地は神威岬と室蘭の夜景

積丹ブルーと呼ばれる美しい海が絶景の神威岬と夜景が綺麗な工業地帯である室蘭を1日目のゴールと設定しました。新千歳到着後、いつものようにレンタカーを借りて神威岬の前に支笏湖に昼食をかねて寄り道。お目当ては支笏湖にあるハンバーガーショップ、水の謌ガーデンでご当地グルメの1つ、鹿肉を使った「もみじバーガー」を食べに行きました。水の謌は支笏湖のリゾートスパ施設なのですが、敷地内でハンバーガーショップを夏季期間ランチタイムのみオープンしているお店です。チェーン店とは違うハンバーガーに舌鼓です。ちなみに、店員さんが言うには、千歳バーガーというご当地バーガーもありまして、そちらもおすすめとのことです。
支笏湖
もみじバーガー

ここから神威岬へひたすら北上です。途中札幌や小樽といったスポットを通過して、ウニで有名な積丹半島は神威岬に到着です。ちなみに今回早くも3時間移動が登場です(笑)。支笏湖でハンバーガー食べたときはまだ12時だったのですが、神威岬到着時点で15時です。
神威岬駐車場
神威岬

若干の曇り空ということもあり、写真映えはしませんでしたが、目で見ると青い海が広がってました。名前やロケーションからして、しきたり的な何かの雰囲気がものすごくある場所です。

神威岬
こうやって見るとラスボスまでの道か、ドラゴンボールの修行中の道に見えて仕方ないです。なお、駐車場から先端までは、男性が黙々と歩いて20分程度かかります。北海道は何かとデカイです。そして電波の入りが若干悪いです。

神威岬灯台
夏の旅恒例の灯台が早くも登場。ここに到着する頃には若干薄暗くなってました。

さて、次の目的地は室蘭の工場地帯です。夜景を見たいので夜着で全然問題ないのですが、日が変わるまでにホテルには到着したいところです。ちなみに、1日目のホテルは千歳市内でしたので、室蘭からも結構な移動距離があります…

神威岬から室蘭までの移動時間は今回も約3時間。支笏湖よりも南にありますから、そりゃそうですね。神威岬から原発でお馴染みの泊村(こんな場所にあったのね)を通過し、こちらはサミットでお馴染みの洞爺湖の近くを通って室蘭に到着。スマホカメラの限界に挑戦です。

室蘭の夜景
うーん。綺麗なんですけど、スマホカメラではこれが限界だー

室蘭のテレビ塔
こちらは室蘭のテレビ塔たち。局分のテレビ塔が建っててカラフルでした。ちなみに、この時、小雨が降ってまして、もうちょっと天候が良い時に来たいもんです。室蘭の夜景も一通り見終わったので千歳に戻ります。移動時間約1時間。ずっと3時間越えが続いていたので1時間が可愛く感じます。途中、苫小牧のあたりで大雨に打たれながらも無事に千歳の宿に到着。

2日目の目的地は美瑛の青い池

今回の旅のメインイベントとも言える美瑛の青い池に向けて千歳から出発です。ひたすら、まっすぐな道を進みます。途中、自衛隊車両や農業車両とたくさんすれ違い、稚内や釧路とは違う北海道らしい移動体験をました。すっかり慣れた3時間移動をこなしました。

青い池
積丹ブルーとは違う青の登場です。天気も良かったので、池に空が映し出され幻想的な場所でした。北海道弾丸旅で若い観光客に会う機会が少なかったのですが、青い池は、平日にも関わらず若い人が沢山いました。ネットニュースとかでも取り上げられてましたし、美瑛富良野が人気エリアなだけあってさすがですね。

2泊目の宿は帯広にしてたので、このまま帯広直行しても良かったのですが、帯広近くで写真映えしそうな場所を事前に仕入れていたので、そちらに向かうことにしました。それは上士幌町にあるタウシュベツ川橋梁です。しかし、写真だけで判断していたため、もっと事前情報を仕入れておけば良かったのですが、ちょっとしたミスをしました。

上士幌町役場に到着したものの、なかなか写真の場所が見つかりません。若干薄暗くなった時間帯。ところどころあるヒグマ出没注意の看板。観光地化してるからきっと安全だよねと山道を車で探すこと数分。やっと見つかりました。

ヒグマ出没注意と多く看板が立てられた場所。人の気配が全くしない。そんなところ、森の中を車を降りて180メートル進む!?自分の記憶と知識を総動員しました。「さっき美瑛から上士幌に来る途中、熊よけの鈴をつけてた人と何人もすれ違ったよな。」「この時期、熊出没ニュースをよく見かけるよね。」「熊は森でも素早く動いたような。」「熊よけで歌いながら森に入るのを見たことある。」そんなことを考えた結果、森の中、声出しながら180メートルをダッシュで駆け抜け、写真に収めて即撤収する。実行しました。無事に森を抜け展望広場に着きました。

上士幌町役場の公式サイトの写真がこちら。

タウシュベツ川橋梁
http://www.kamishihoro.jp/place/00000072より引用

実際の写真はこちら。

うーん、遠いぞ!
タウシュベツ川橋梁

どうやら写真は観光用に許可とって近くで撮影したものだったようです。ぬぐぐ。

ちゃんと情報精査しなきゃだめですね。そして、ふと我に返った私は川の近くなんて、絶好の熊スポットじゃないですかと熊のことを思い出し、急ぎ撤退しました。こういう場所は一人で来たらダメね(笑)

そんな上士幌を後に帯広へ。昨日は夜中でしたが、今日は早々にホテルにチェックインしました。せっかく帯広にきたので豚丼を食べることに。都内であれば、吉野家やすた丼で似たような物食べれるとかいっちゃいかんですよ。

3日目の目的地は襟裳岬

最終日は襟裳岬に向けて、いざ南下です。途中、絶景ポイントとして名高い黄金道路を通ります。黄金道路は建設費がものすごくかかったという理由から名付けられたそうです。走っててよくもまぁ、こんなところに道路通したねと素人でも感心してしまうようなロケーションでした。帰りの飛行機のこともあり、余裕をもって回りたかったので撮影することなく、襟裳岬に直行しました。

えりも岬

歌謡曲でお馴染みの襟裳岬です。海沿いなのにちょっと歩くと酪農地特有の香りがします。風極の地と言われているだけあって、まぁ風が強いです。岬を背に内陸部を見ると丘稜が広がってまして、これまた味わい深いもんです。
えりも岬

襟裳岬では名物となっている「えりもラーメン」をいただきました。今回の旅はちゃんと地の物を食べている気がするよ!
えりもラーメン

再び海岸線を通り新千歳に向かいます。途中、サラブレッドの生産地でおなじみの浦河や日高を通りまして平取町に寄り道。平取町に巨大トトロの木があるとの情報を仕入れていた私はトトロの木探しに勤しみました。しかし、ネットを頼りに走ったのですが、目的地付近で示されたのは普通の住宅じゃないですか。犬に吠えられつつも、レンタカーを返却時間も近づいてきてたので今回は断念。ちなみに、こんな写真映えするスポットみたいです。

平取町に巨大「トトロの木」?! 岩知志で夢膨らむ 観光拠点づくり構想

返却時刻1時間前に新千歳空港に到着。運転疲れを癒すために、新千歳空港にある温泉施設でまったり。マッサージまで受けましたよ。夜遅くに羽田に到着。ほんとよく運転した旅でした。

新千歳温泉

旅の癒し。ビールで一服。

今回かかった費用

約7万円(お土産除く)
ANAのツアー利用。ガソリン代が結構かかるんです。。

・移動距離
1,116km 福岡〜横浜間がちょうどこのぐらいの距離だそうで…
移動履歴

おまけ

貴重な画像となりました。
2020東京五輪旧エンブレム

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