【王道プロレス】女性アイドル楽曲がアツい【ストロングスタイル】

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何を今さらと思う方も多々いるかと思いますが、アイドル楽曲に向き合ってみようかと思います。まず、私は人を推したり箱を推したりということはなく楽曲推しの人です。なので◯◯ちゃんのココが良いといった話にはついていけません。。。

70〜80年代のアイドル歌謡全盛期もアツかったのですが、10年代になり女性アイドル楽曲が再びアツくなってきています。一昔前、80〜90年代のアイドル楽曲と言えば「ポップな曲調なのでぜひともカラオケで歌って下さいませ」という楽曲が多いと思います。AKBはそういったカラオケで歌われるということを意識して楽曲が作られていると思います。握手券がどうのこうのと言われてますが、事実同世代の女性達にもカラオケで歌われているわけですので、カラオケ登場以降のアイドル楽曲の王道だと思います。はい。

そんな中、00年代後半にperfumeがブレイクしました。perfumeをカラオケで歌うのは至難の業です。そりゃそうです。歌声も楽器の一部という作り方をしているので楽曲によってはエフェクトかけまくりです。それでもブレイクしました。なぜでしょう。それは裏方のオトナ達による、大企業のコーポレートアイデンティティ(corporate identity)なみのクオリティコントロールをしたマーケティング戦略がハマったからだと思います。当時EDMが好きな人にとって知る人ぞ知る中田ヤスタカ氏による楽曲プロデュース。映像クリエイター関和亮氏によるアートディレクション(PVは関氏以外にも担当している)。それを表現するperfumeの3人。カラオケのように自分も歌えて楽しい楽曲ではなく、ディズニーランドのような徹底的に作り込まれた世界観を体感することで支持を集めていきました。みなさん職人ですよほんとに。。

プロレスで例えてみましょう。モー娘やAKBグループが王道プロレスを提唱した全日本プロレスであり、perfumeはストロングスタイルを提唱した新日本プロレスです。どちらが強い弱いはありません。大きな括りでプロレスファンといっても「ジャイアント馬場の方が好き」という人もいれば、「アントニオ猪木の方」が好きという人もいます。アイドルも同じです。どちらにも優劣なんてなくアプローチが違うだけです。

同時期にリリースされたPVを比較すると一目瞭然

王道プロレス AKB48ポニーテールとシュシュ

フレッシュ!そんな形容詞が似合いますね。

一方、ストロングスタイル perfume

スタイリッシュ!ですね。

違うアプローチのアイドルが増えてきたことによって裾野が広がり活気が出てきています。今ではアイドルの王道のような方々の楽曲がゴリゴリのEDMという曲もあったりします。まぁおもしろいです。オタクイメージが先行し過ぎている点で、もうちょっとメディア側も扱いを考えてくださいよと思ったりもしますが、そんな先入観を無くして聞いてみてはいかがでしょうか。

ちなみに男性アイドル方面がジャニーズを代表とする王道しか出てきてないので、メキシカンプロレスばりの空中殺法が見たいところです。

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