担当するサイトでCriteoを利用することにしました。セールス担当の方と接触してから足かけ2年。環境やリソース都合もありグズグズしてましたが、やっと導入にこぎつけました。運用型広告はまずは自分で試してみてから、アウトソースするというモットーのもと、どのくらいパフォーマンスが出るか楽しみです。
そんなCriteoですが、思ったよりも導入まで準備が必要でした。新たなバナーや広告文を作らない分、出稿までが楽チンと踏んでいましたが、申し込み直後にサーバーサイドのプログラム改修をする必要があることが発覚。これがとあるプロジェクトで、そこのプロマネを担当していたらメンバーから百叩きにあっていたような、段取りの悪さをやってしまいました。非エンジニアでも「タグマネージャーがあれば無敵」なんて小学生みたいに思い上がっていました。
Criteo導入で苦戦したこと
タグマネージャーの設定で苦戦
昨今のWeb担当者であればタグマネージャーのお世話になっているでしょう。私はYahoo!タグマネージャー(YTM)のお世話になっているのですが、CriteoさんのマニュアルにはGoogleタグマネージャー(GTM)が基本です。タグマネージャーを使用したいがために、対象範囲でGTMを入れることに。。
各詳細ページのIDを動的に取得する仕組みが必要
動的サイトであれば各詳細ページのIDがありますが、これをGTM側に受け渡す術を用意する必要がありました。IDだけなら良かったのですが、役割ごとにタグの出し分けも必要でこれもまた要改修に。。
タグのテストに苦戦
タグ着火テストを本番環境で行ったのですが、テストに必要な件数がすぐにたまらず。。大規模サイトならいいんですけど、そんな簡単にコンバージョンがつきませんw 実装後にテストの度に数時間寝かせ、検証してバグが出ての繰り返し。。
エンジニアへ事前にお願いしておこう
タグマネージャーの恩恵ですっかり忘れていましたが、広告タグを入れることは非エンジニアにとって鬼門になるケースが多々ありました。HTMLに直書きできるタイプもあれば、アフィリエイト系のように成果報酬の紐づけのための顧客IDをタグ側で取得といった代物もあります。
各社体制、リソース、その他案件の進行状況諸々によって状況違いますが、非エンジニア担当者が1人でできる内容ではありません。この件のためにCriteo広告が対象となるコンテンツのプログラム開発担当者をアサインしておくとスムーズです。
YTMが入っているからへーきへーき、軽微なプログラミングだったらできると油断しまくっていた2か月前の自分をこらしめてあげたいです。仕事は準備が8割と言われたりしています。準備のためには知識や経験が必要です。大まかな仕組みや得意なことは把握していましたが、ダイナミック広告の仕組みのこと、もっと勉強しておけばよかったぜ・・・